改造マウスを支援学校へ寄贈
神工ボランティアでは、課題研究の一環として製作した改造マウス10台を茅ケ崎支援学校へ寄贈しました。
この取り組みは、「使われなくなったものに新たな価値を生み出し、必要としている人へ届けたい」という思いから始まりました。校内外へ不要になったパソコン用マウスの提供を呼びかけたところ、多くの方からご協力をいただき、50台のマウスが集まりました。
不要なマウスを新たな入力装置へ
集まったマウスは、そのままでは一般的なパソコン操作にしか使用できません。しかし、神工ボランティアの生徒たちは、一台一台を分解し、外部スイッチを接続できるよう改造することで、身体の状況に合わせた入力装置として活用できるよう製作を進めました。
外部スイッチでクリックできる改造
今回製作した改造マウスにはモノラルジャックを取り付けており、市販されている外部スイッチを接続することでクリック操作が可能になります。
手や指でマウスのボタンを押すことが難しい方でも、自分に合ったスイッチを使用することで、パソコン操作を行いやすくすることを目的としています。
一台ずつ行った製作と動作確認
改造作業では、マウスを分解し、基板へ配線をはんだ付けし、ケースへモノラルジャックを加工・取り付けた後、正常に動作するか一台ずつ確認しました。
一見すると単純な作業に見えますが、内部の部品は非常に小さく、配線位置が少しずれるだけでも正常に動作しません。
何度も失敗と改善を繰り返しながら、確実に使用できるものとなるよう、丁寧に製作を進めました。
茅ケ崎支援学校へ10台を寄贈
完成した改造マウス10台は、茅ケ崎支援学校へ寄贈しました。
児童・生徒一人一人に合った入力方法を選択するための機器として活用され、学習活動やコミュニケーションの幅を広げる一助となることが期待されています。
今回の活動は、ものづくりの技術を身に付けることだけが目的ではありませんでした。
相手の立場に立ったものづくり
「誰のためにつくるのか」「使う人は何を必要としているのか」を考えながら製作することで、生徒たちは相手の立場に立ったものづくりの大切さを学びました。
また、不要となったマウスを再利用することで、廃棄物の削減にもつながっています。
使われなくなった製品へ新たな役割を与え、必要とする人へ届けることは、環境への配慮と福祉への貢献を同時に目指す取り組みでもあります。
残りのマウスも必要とする場所へ
寄贈後も活動は終わりではありません。
今回集まった50台のうち、寄贈した10台を除く残りのマウスについても改造を進め、県内の特別支援学校や障がい福祉サービス事業所など、必要とする施設への提供を目指しています。
技術を社会課題の解決へ
神工ボランティアは、工業高校で学ぶ技術を社会課題の解決へ生かすことを目標に活動しています。
今回の改造マウス製作では、電気や電子工作の知識だけでなく、「相手の立場で考えること」「最後まで責任を持ってものづくりを行うこと」「地域とのつながりを大切にすること」など、多くの学びを得ることができました。
これからも神工ボランティアは、技術を必要としている人へ届ける活動を続けるとともに、地域との連携を深めながら、誰もが暮らしやすい社会づくりに貢献していきます。

