かながわ学生ビジネスアイデアコンテスト2025でダブル受賞!
神工ボランティアが、「かながわ学生ビジネスアイデアコンテスト2025」において、「特別賞」と「オーディエンス賞」の二つの賞を受賞しました。
「かながわ学生ビジネスアイデアコンテスト」は、神奈川県が実施する学生向けのビジネスアイデアコンテストです。社会や地域が抱える課題を解決するアイデアや、研究成果を社会へ生かすビジネスプランを募集し、将来の起業家育成を目的として毎年開催されています。
2025年度は89組171名が応募し、書類審査を通過した9チームが最終審査会へ進出しました。その中で神工ボランティアは、「アクセシビリティに対応したゲーム ~誰もがゲームを楽しめる社会を創るために~」をテーマに発表し、審査員から高い評価を受けるとともに、来場者投票で最も支持を集めたチームに贈られるオーディエンス賞も受賞しました。
誰もが楽しめるゲームを目指して
神工ボランティアが取り組んできたのは、「障がいの有無に関わらず、誰もが一緒に楽しめるゲームづくり」です。
活動のきっかけとなったのは、インクルーシブイベントでのボランティア活動でした。視覚障がいのある方が音だけを頼りにゲームを楽しんでいる姿を目にし、「ゲームは工夫次第で誰もが楽しめるものになる」ということを実感しました。
その経験から、「誰もが参加できるゲームを高校生の技術でつくろう」と考え、アクセシビリティに対応したゲーム開発が始まりました。
ゲームは、操作をできるだけシンプルにし、大型ボタンや外部スイッチでも遊べるよう設計しています。細かな操作が難しい方でも参加しやすく、多くの人が同じ空間で一緒に楽しめることを目標に改良を重ねてきました。
「遊べる」から「一緒に楽しめる」へ
神工ボランティアでは、ゲームを制作するだけで終わるのではなく、地域イベントや福祉イベントへ積極的に出展し、実際に多くの方へ体験していただいています。
イベントでは、小さな子どもから高齢者、障がいのある方まで幅広い世代がゲームを体験し、その場で寄せられた意見を次の開発へ反映しています。
「もっと押しやすいボタンがほしい」「音だけでも分かるようにしてほしい」「難易度を選べると遊びやすい」など、利用者の声を直接聞けることは、高校生にとって大きな学びとなっています。
実際に使う人の立場で考え、改善を繰り返す。その積み重ねが、神工ボランティアのものづくりの特徴です。
社会課題をビジネスの視点で考える
今回のコンテストでは、単にゲームを紹介するだけではありませんでした。
アクセシビリティ対応ゲームを通して、障がいのある方がイベントへ参加しやすくなること、地域交流が活発になること、福祉イベントの魅力向上につながることなど、社会的な価値についても提案しました。
また、高校生だからこそ柔軟な発想で新しいアイデアを生み出し、多くの人と協力しながら社会課題の解決へ挑戦できることをプレゼンテーションで伝えました。
技術だけでなく、「誰のためにつくるのか」という視点を大切にした発表が評価され、特別賞の受賞につながりました。
さらに、最終審査会では来場者から多くの支持を集め、オーディエンス賞も受賞しました。
審査員だけでなく、実際に発表を聞いた参加者からも共感を得られたことは、生徒たちにとって大きな自信となりました。
高校生だからできる挑戦
神工ボランティアは、活動を通して「技術は人のために使うもの」という考えを大切にしています。
ゲームを開発することが目的ではなく、そのゲームによって誰かが笑顔になり、地域とのつながりが生まれ、新たな交流が広がることを目指しています。
今回のダブル受賞は、完成したゲームだけではなく、利用者の声を聞きながら改善を続けてきた姿勢や、社会課題を自分たちの問題として考え、解決へ挑戦してきた取り組み全体が評価された結果といえます。
次のステージへ
神工ボランティアでは、今後もアクセシビリティ対応ゲームの開発をさらに進めるとともに、地域イベントや障がい福祉サービス事業所との連携を継続し、より多くの方へ体験していただける機会を広げていきます。
また、新たなゲームの開発や操作方法の改良、教育現場で活用できるコンテンツづくりにも取り組み、「誰もが楽しめる社会」の実現に向けて挑戦を続けます。
今回の受賞を励みに、高校生ならではの自由な発想とものづくりの力を生かしながら、これからも社会課題の解決に取り組んでいきます。

